多摩センター・多摩中央公園が改修へ 今秋から工事、2025年の供用開始目指す
多摩中央公園は、多摩センター地区と多摩ニュータウンのシンボルとしての中心性、象徴性を備えた総合公園として、昭和 62 年に開園しました。
開園より 30 年以上が経過し、各施設の老朽化や周辺環境の変化といった課題を抱えており、パルテノン多摩のリニューアルオープンや中央図書館の新設といった状況の中、本公園を多摩センター地区の賑わいの核となり、生まれ変わる多摩ニュータウンの象徴となりえる公園を目指し、公園の改修整備を進めていくこととしました。
公園の改修については平成 30 年から、市民意見交換会や市民アンケート、プレイスメイキング社会実験を通し、市民の皆様と共に計画を作り上げてきました。これらを踏まえ、魅力ある公園づくりを進めるとともに民間活力導入を目的に『多摩中央公園改修整備・運営事業に係る公募型プロポーザル』を実施し、事業者が「TAMAセントラルパークJV」に決定しました。
新設公園施設
● ケヤキハウス/カフェレストランとパークセンター、多目的室と野外休憩所、トイレが一体となった複合施設
● フラワー&ベーカリーカフェ/フラワーショップに本格コーヒーのベーカリーカフェが併設されたお店暮らしに花と緑を取り入れる機会を提供
多摩市は、市民ワークショップを開催し今後の多摩中央公園のあり方を議論。「改修基本方針」を策定しました。それによると、全国でも最大規模のPark-PFI(民間事業者が公園内に設置する施設の収益の一部を改修整備費用に充当する公募設置管理制度)と指定管理者制度を導入しました。
リニューアル後は、公園全体をプラットフォームとし、創造的なキャンパスにするために、7つのプレイス(参加の場)と2つのコア施設を設け、それぞれで多様なグループや人材が主体的に活動する仕組みを作ります。コア施設となる「ケヤキハウス」には、「カフェ・レストラン」や、パークセンター、多目的室等を複合整備し、レンガ坂沿いには「フラワー&ベーカリーカフェ」を整備し、多摩センター地区と多摩中央公園の魅力アップ、活性化の拠点となります。
- プレイス1「きらめきの広場」(シビックプライドテラス)
- プレイス2「大池テラス」(キッズ&マルシェ)
- プレイス3「図書館周辺」(Bookパーク)
- プレイス4「大芝生広場」(ウェルネス&ピクニックパーク)
- プレイス5「プレイパーク」(親子の遊び場特区)
- プレイス6「旧富澤家」(古民家塾&にわカフェ)
- プレイス7「グリーンライブセンター」(花と緑の活動拠点)
- コア施設1「ケヤキハウスパークセンター」
- コア施設2「クリエイティブ・キャンパス企画室」
計画では、2023年4月から2024年12月までリニューアル工事を予定。2025年1月に全面供用を開始する予定です。